《視点》「プロ」も悩む

2018/12/06 06:23 更新


 最近、「骨格診断」に対する関心が業界内で高くなっている。人の体形を三つに分類し、それぞれの特徴に合ったファッションアイテムを診断する技術だ。診断を行うための資格は認定団体が実施する講習を受けることで得られる。もともと米国で生まれた技術で、日本でも複数の協会が活動している。

 この技術に着目し、アパレル企業や小売業、商業施設では消費者向けのイベントを開いたり、商品企画で協業するなど活躍の幅も広がっている。最近は骨格診断に「パーソナルカラー診断」やボディーバランスの調整を加えるなど、協会によって特色を出す動きも出ている。

 自分に似合う服を選ぶことに悩みを持つ消費者は多い。そこに一定の理論や法則性を持ち込むことで、悩みの解消に一役買っている。各協会に聞くと、診断士の方々は販売職経験者やスタイリストとして活動してきた、いわば「プロ」の方も多いという。つまり、一般消費者のみならず、実はプロも悩んできたということだろう。

 スタイリストも同様だが、こうした技術にAI(人工知能)などデジタルを組み合わせることで、課題解決の精度も高くなる。だが、最後はお薦めする人の力が大きい。人とAIの共存が不可欠だ。

(矢)



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