ユニクロは「ユニクロ・U」の18年春夏物を26日から発売する。メンズで機能素材を使ったステンカラーコートを出すほか、Tシャツも肌触りを改善した。無縫製ニット「ホールガーメント」製品も継続する。適正在庫量の見極め精度向上や期中生産による機会ロス低減で、17年春夏より売り上げを拡大する考えだ。
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クリストフ・ルメール氏が率いるパリのR&Dセンター発のユニクロ・Uは、ライフウェアを掲げるユニクロの商品を機能やデザイン、シルエットなどの面でアップデートするのが狙いで、今春夏が4シーズン目。毎シーズン、新しい素材や機能を使い、客の声に応じて商品の改善も行う。
今春夏はウィメンズ50型、メンズ38型、グッズ8型。26日に第1弾を発売し、3月上旬に夏物中心の第2弾、4月中旬にはウィメンズの水着を出す。メンズではブロックテック素材を使ったゆったりしたシルエットのステンカラーコート(1万2900円)を出す。
レディスで前シーズンも出したTシャツは客の要望に応え、生地の厚みを薄くし、シルケット加工を施した。メンズでもリラックスフィットのTシャツを出す(1000円)。17~18年秋冬に好評だったホールガーメントは、強撚のコットン糸のリブセーター(3990円)とワンピース(4990円)を出す。