ターク、17年春夏からレディス開始

2016/10/06 06:04 更新


 13年春夏にスタートしたメンズブランド「ターク」(森川拓野)が、17年春夏からレディスも開始した。メンズ同様に、凝ったファブリックや加工を取り入れた〝強い〟アイテムが揃うが、同時に「女性が着ることもしっかり意識した」(森川)コレクションだ。

 スパンコールの総刺?でキューバのモチーフを描いたスカジャンに、絵画を思わせるアブストラクトな柄を顔料プリントで載せたキャミソールやコート。デニムは金色の糸を緯糸に使って織っており、クラッシュ加工によって少しだけ金色が輝く。15型のコンパクトなコレクションだが、その分、個性を凝縮したパワフルなアイテムばかりだ。

 「時代のムードとして、再び強いものが打ち出しやすい雰囲気が戻ってきている。でも、一人よがりになってはダメ」と、外部の女性ディレクターの声も取り入れて、強さと着やすさのバランスも追求した。価格は、スパンコール刺繍のTシャツで2万5000円前後。

 森川はイッセイミヤケ出身。同社ではレディスの企画も担当していた。専門店や百貨店の開拓をめざす。

インドの工場で手作業で仕上げた総スパンコール刺繍のスカジャンは、メンズでも企画している



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