東京都と東京製革産地振興協議会は東京テキスタイルスコープ(TTS)27年秋冬で、ピッグスキン(豚革)のファッションショー「ピッギーズスペシャル」を行った。豚革の生産者との協業で、都内11の専門学校生の合同ショーと、3組の東京ブランドのショーを実施した。
(須田渉美)
「クリエイトクレイル」(安藤弥生)は、ブランドを象徴するスモッキング刺繍を取り入れた。パンチング加工で軽くしたキャミソールドレスは、無造作に入った刺繍の表面変化がシルエットに柔らかさを生み出す。トラックパンツは、グラフィカルな立体柄とギャザーで彩る。革の強くてしなやかな風合いを生かすことでスモッキング刺繍の造形性が際立った。

「カナカワサキ」(川崎加奈)は、豚革の軽さとハリのあるシルエットでロング丈のワードローブをさっそうと見せた。ラメ入りチェック柄をプリントしたパネルで装飾したコンビネゾン、両サイドに細長いチュールを挟んで肩を覆ったノースリーブドレスなど、異なる質感でコントラストを利かせた。

「メアグラーティア」(関根隆文)は、多彩な加工で変化に富んだ日常着のコレクション。スポーティーなブルゾンは、いぶし銀のような力強い光沢を放つ。デニムの切れ端を重ねた状態をプリントしたライダーズジャケット、豚革をフィッシュネット状にカットした襟付きポンチョなど、ストリートスタイルに落とし込むセンスが光った。

