TSIホールディングスは、子会社であるTSIがテキスタイル・エクスチェンジが定めるオーガニック繊維認証である「OCS認証」に基づくブランド向け「CCSブランド認証」を、日本の大手アパレル企業として初めて取得したと発表した。オーガニック原料の含有量を証明する国際認証であるCCSブランド認証を、ケケン試験認証センターの審査により取得した。
環境負荷が高いといわれるアパレル業界で、同社はサステイナビリティーを重視し、科学的根拠に基づくリスク低減に取り組んでいる。今回の認証取得により、サプライチェーン全体での透明性を確保しながら、オーガニック原料の活用を本格化させる。
認証を生かした最初の製品として、傘下ブランドの「ナノ・ユニバース」からジェンダーレス仕様のオーガニックシャツを26年春に発売する予定。環境配慮とファッション性を両立させた製品展開を通じて、社会的価値の創出を図る方針だ。
