ゴールドウインは7月1日、東京・原宿に「ザ・ノース・フェイス」(TNF)のアスレチック分野に特化した旗艦店を開設する。ブランド売り上げの15%を占めるアスレカテゴリーの発信・販売を強化。同店を起点に、大手スポーツチェーン内などで同分野の売り場拡張を目指す。原宿エリアにTNFの直営店を構えるのは、これで6店目。
ストア名は、「ザ・ノース・フェイススフィア」。登山用品を集積した「ザ・ノース・フェイスマウンテン」の隣で、同エリア初のアスレ専門の直営店となる。自社ビルの地下1階から地上3階を売り場(計約225平方メートル)、4階をオフィス、5階をイベントスペース、6階をテラスとした。
ランニングやトレーニング用品を中心に揃えるほか、3階ではサイズや色を自由にカスタマイズできるサービス「141カスタムズ」のアスレ版を提供する。同フロアでは、トレイルランニング大会やマラソンレースと連動したイベントなどを催すスペースも設置。オンライン・オフライン両面で利用者をサポートするコンシェルジュ機能も持たせる。
建築デザインは、気鋭の建築家ユニットの「サワダ・ハシムラ(澤田航と橋村雄一による主宰)」を起用。自然と調和するよう、消費電力を削減できる作りとするなど、環境・資源を配慮した構造を採用した。