帝人フロンティアは、独自のスパン調質感と快適なストレッチ性を兼ね備えた新素材「ソロテックスリベルテ」を開発した。高バランス織・編み物「デルタ」の後継として、24年度秋冬向けからスポーツ・カジュアル衣料向けを中心に、国内外の顧客へ打ち出す。26年度には約50万メートルの販売を計画している。
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ポリトリメチレンテレフタレート（PTT）を使った原糸の熱収縮性をコントロールする新開発の原糸・糸加工技術を用いて高い発色性やナチュラルなふくらみ感などを実現した。芯糸にコイル状でストレッチ性を持つソロテックスコンジュゲート糸、鞘（さや）糸に低収縮のソロテックス単成分低収縮糸を使用。特殊異収縮混繊加工技術を使いランダムに混繊し、高密度編成技術を使い編み立てる。新開発のPTT低収縮化技術と同社が培ってきた特殊糸加工技術を組み合わせ、熱セット性に乏しい従来のPTTでは困難だったふくらみ感とランダム性を付与した。
またソロテックスはポリエステル（PET）に比べ結晶サイズが小さいため、発色性に優れる。原料の一部に植物由来成分を使用し、環境にも配慮している。
