タキヒヨー 韓国ゴルフウェア「ワック」と契約

2020/02/18 06:29 更新


 タキヒヨーは、韓国コーロンインダストリーとの間でゴルフウェアブランド「WAAC」(ワック)のウェアに関するライセンス契約を結んだ。今春から百貨店で販売を始める。16年にスタートしたワックは「個性豊かな独自のデザインを優れた機能素材で展開」、20年からは日本でも人気のイ・ボミ選手がウェア契約を結んでいる。

 タキヒヨーはゴルフブランド「ZOY」(ゾーイ)などを手掛けており、ワックの持つ「日本のゴルフウェアでは見られなかったブランドヒストリーや魅力的なキャラクター」がマーケティングでの差別化に有効と判断し、契約した。ワックは30~40代の男女を主な対象にしており、韓国では特に女性に好評という。ボディーコンシャスなラインや伸縮性のある素材などが人気で、20年春の時点で韓国で36店を展開する。タキヒヨーはゾーイより若い世代を狙うブランドとして位置付ける。

 3月28日に小田急新宿店ハルクスポーツ、4月23日に大丸神戸店にワックショップを出す。21年には百貨店や直営店などを10店まで増やす計画。その後も店舗拡大や卸販売を検討する。ゾーイとワックを扱うメランジトップ営業部は、テイストが異なる三つ目のブランドを米国企業と交渉中で「3ブランドのバランスを取りながら差異化できる構成にし、ゴルフアパレル業界に一石を投じたい」としている。

イ・ボミ選手が着用する「ワック」のウェア


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