タキヒヨーは今期テキスタイルの海外販売加速 5年後100億円へ

2022/04/18 06:27 更新


タキヒヨーの滝一夫社長

 タキヒヨーは今期(23年2月期)、前期から進めている「既存卸売ビジネスの挽回」「特徴ある商品群の企画・提案」に注力する。加えて、収益力の挽回に向けて、受注活動段階から、品番ごとの適正利益確保に努めていく。

 今期注力するのが同社のグローバルトレードグループが展開している海外へのテキスタイル販売だ。「独自性のある素材開発ができていて、反応が非常に良い」(滝一夫社長)として、欧米のラグジュアリーブランドへの販売を堅調に伸ばしており、前期は27.5%の増収となった。「人材も育ってきた」とし、さらに今期以降は中国の現地ブランドに対しての販売を強化していく。売上高は「5年後に100億円を目指したい」考えだ。

 製品では昨年イオンリテールと共同で立ち上げた上質なトータルコーディネートのカジュアルブランド「ラボスペック」を強化する。前期末で店舗数は50になった。今期は秋までに90店にする。「MD担当者も成長してきた」とし、将来的には200店規模にする計画をもつ。

 前期73.3%増と好調だった「ゾーイ」「ワック」「ジーフォア」の三つのゴルフブランドを扱うメランジトップグループは今期はさらに伸ばす。なかでも、ロサンゼルス発のジーフォアは高級化路線を加速させ、うまく顧客をつかんでいる。今期はグループとして、30~40%の増収を目指す。ただし、出店については慎重な姿勢で、今期は、既存店売上高の向上を目指す。

 収益改善のために、物作りが分かる人材育成を一層進める。中でも、糸や生地組織といった基本事項について高い知見を持った社員を増やす。それにより、取引先や販売先と精度の高い商談を進めて、一品ごとの収益率をアップにつなげる。

 今期は通期で連結売上高543億円を計画。損益については、現在の急激な円安や物流経費増、原材料費アップなどといった取り巻く諸環境を考慮して各段階で赤字見通しとした。



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