高島屋は紳士服売り場の若手社員を〝イケメンモデル〟として育成するプロジェクトをスタートした。ファッションモデルとしての基本を習得し、接客サービスなど販売力の向上や情報発信の強化が狙い。
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今春に新宿店、玉川店、今秋に日本橋店、横浜店の計4人の男性社員をモデルスタジオに派遣し、ウォーキング、ポージングなどモデルとしての基礎を学んだ。3カ月間のプログラムで、レッスンの時間調整や費用負担は会社が保証した。
4人の男性社員は入社1、2年目で、「サロン・ル・シックセレクト」「CSケーススタディ」の自主編集売り場の販売業務に携わる。「トップモデルの指導で、これまでの〝見せる〟からレッスン後の〝魅せる〟へ意識が変化した」（紳士服・紳士雑貨・スポーツディビジョン）と、接客サービスの向上やSNSのフォロワー数の増加などに結び付いている。
イケメンモデル隊を起用した自前のフロアショーを来春に開く予定で、販売だけでなく体験型のイベントを企画する。4店のほか、他店にもモデル育成プロジェクトを広げていく。男性客だけでなく、代理購買の女性客の取り込みにもつなげる。
