サンモトヤマ 破産手続き開始

2019/10/01 15:30 更新


 信用情報によると、サンモトヤマは9月30日に東京地裁に自己破産を申請し、1日に破産手続き開始の決定が下りた。負債は9億7150万円。破産管財人には濱田芳貴弁護士(ときわ法律事務所)が選任された。

 同社は富裕層向けのセレクトショップを展開し、97年7月期には30店、売上高約90億円を計上していた。しかし、近年の市況低迷で減収に歯止めがかからず、18年7月期には29億1200万円に低下。外部スポンサーへの支援を模索し、今年3月には創業家の茂登山一族が所有する全株式を実業家の小林道明氏に売却する資本業務提携を発表したが、のちに提携を解消。全株式を買い戻した。その後も複数のスポンサーと交渉を続けたが、8月末には仕入れ先への支払いが遅延するなど資金繰りがひっ迫し、破産申請したもの。



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