ジーンズカジュアルメーカー、ステュディオ・ダ・ルチザン・インターナショナル(大阪市)は「ステュディオ・ダ・ルチザン」18年秋冬物で、米国で有機栽培された茶綿を使ったデニムアイテムを打ち出す。
茶綿はフォックスコットンと呼ばれる綿の原種。品種改良によって白くなった現在の綿とは違い、茶がかった色をした短繊維になる。米国のサリー・フォックス女史が完全無農薬で栽培し、高い空気の含有率で速乾性、保温性にも優れている。紫外線反射率も高い。繊維に自然な空洞があるため、やわらかさも併せ持つ。
ロープ染色した経糸と茶綿を使った緯糸とで織った15オンスのオリジナルセルビッジデニムで、テーパードさせたリラックスシルエットのジーンズを販売する。通常の綿を使うよりも風合いが増し、緯糸でも経年変化が楽しめる。2万4800円。同じデニムを使ったGジャン(3万2800円)もある。
経糸、緯糸ともに茶綿を使ったセルビッジデニムによるカラージーンズ、カラーGジャンも用意した。茶綿独特の色合いが楽しめる。茶綿糸をつり編み機で編み上げたトレーナーは、表糸と裏糸の色を使い分け、杢調に仕上げる。2万1800円。

