OEMのスターリリーインター 「バイソン」を再始動

2019/05/20 06:27 更新


 OEM(相手先ブランドによる生産)企業のスターリリーインターナショナルは70年代に人気だったジーンズブランド「バイソン」の商標を取得し、    19年春夏からリブランディングした商品の販売を開始した。

 バイソンは岡山・児島初のブランドとして64年にデビューし、70年代にブランドのアイコンであるベルボトムのジーンズがヒットした。今回のリブランディングでは、協力工場がある岡山の素材・縫製・加工などの技術を駆使した。メンズ、レディスのベーシックなアイテムは継続しつつ、サイズ感などを現代的にアレンジした。19年春夏はECで販売をスタート、秋冬から卸売りもする予定。

 19年秋冬物は、今のスタイルにアレンジしたストレートやワイドのジーンズをはじめ、Gジャン、カバーオール、シャツなどを提案する。デニムはワンウォッシュ、ユーズドの濃色、ダメージ加工のタイプも。昔のボタンやリベット、下げ札なども復刻している。

 アイコンとなるのは、アーカイブから復刻した、前にパッチポケットの付いたボタンフライのワイドなベルボトム。そのほか、ミリタリーやワークベースでデニムに合う白シャツ(1万7800円)やウェスタンシャツ、ダスターコート(2万2800円)、カーゴパンツなどを揃える。

アイコンでもあるベルボトム

 今回、新たな提案として、左右をセパレートにし、ドッキングしてスタイリングを楽しめるデニムアイテムを出す。全アイテムで濃色と淡色を用意。オーバーサイズのGジャン(片側1万3800円)やカバーオールタイプのワークジャケット(同1万4500円)は後ろのボタンでドッキングさせる。同色でも色・アイテム違いでもアシンメトリーに合わせられる。

 スカート(同1万2500円)やワークパンツもあり、上下でドッキングしてつなぎのようにもなる。片側だけでの着用も可能なユニセックスの提案。

左右色違いのGジャンとワークジャケットをドッキングした遊び心のあるスタイリング


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