スタージョイナス「フォーゲットミーノッツ」 女性向けスニーカー・ストリートの新セレクト店

2021/03/08 06:29 更新


 TSIホールディングスグループのスタージョイナス(静岡市、松下一英代表)は3月6日、東京・代官山に20~30代の女性に向けたスニーカーを中心とする新たなセレクトショップ「フォーゲットミーノッツ」をオープンした。スポーツブランドのスニーカ―のほか、国内外のデザイナーブランドをミックスした品揃えで、都会的かつ新しいファッションスタイルを提案する。21年春夏の客単価は3万~5万円を想定。EC含む初年度売上高は2億円超を目指す。

 同社は「アンディフィーテッド」「ベイト」など米国発のスニーカーセレクトショップを国内で運営しており、男性客が8、9割を占める。新業態のブランドディレクターを務める中島杏子さん(アンディフィーテッドアジアプレジデント兼CBO=チーフブランディングオフィサー=とベイトジャパンCEO=最高経営責任者=を兼務)は、「女性に対してのアプローチが課題だった。スニーカーやストリートファッションを買う場として女性に新たな選択肢を提示したい」という。

 店のコンセプトは、「ストリートを美しく、スニーカーをエレガントに」。現代の自立した女性や彼女たちに憧れを持つ女性たちを主対象に想定している。売り場面積は88平方メートル。商品構成はスニーカーが2、3割、アパレル・アクセサリー・コスメが7、8割。価格帯は2000~3000円から10万円を超えるものまで幅広く、「ラグジュアリーなものとベーシックなものをミックスしてファッションを楽しむ現代の女性のリアルを反映した」という。

 「ナイキ」「アディダス」「アンブッシュ」「クレージュ」「ガニー」「ロク」などの仕入れブランドのほか、オリジナルのウェアも販売する。オリジナルは著名なドメスティックブランドでデザイナー経験のある人物が企画・生産に携わっている。

 売り場の一部、約30平方メートルは期間限定店スペースとし、2週間から1カ月単位で様々な催事を開く。初回はアパレルブランド「パープルシングス」で、デザイナーの菊乃さんが売り場に立つ日もある。今後も女性のインフルエンサーによる催事を開きながら集客につなげる。3月5日には自社ECサイトを開設した。10日には「ゾゾタウン」にも出店する。

渋谷区猿楽町の路面に開いた1号店


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