「スピンズ」 買い物袋を石灰石のライメックス製へ変更

2019/05/09 06:30 更新


 ヒューマンフォーラム(京都市、岩崎仁志社長)は、ヤングカジュアルウェア専門店「スピンズ」の買い物袋を、既存のプラスチック素材から石灰石を主原料とする「ライメックス」素材に変更する。1日から、主要都市圏の店舗で既存の買い物袋が無くなった店から順次配布を開始しており、全国規模まで広げる。

 ライメックスを開発・製造・販売するTBM(東京、山﨑敦義CEO=最高経営責任者)と取り組み、新たな買い物袋を開発し、採用した。ライメックスは、石灰石を主原料とし、紙・プラスチックの代替になるといわれており、サステイナブル(持続可能)な新素材として注目されている。

 ヒューマンフォーラムは、現在27店舗のスピンズの買い物袋変更を、環境に優しく持続可能な社会にしていくための第一歩とする。近年、岩崎社長を中心にSDGs(持続可能な開発目標)活動を積極化しており、社内外でワークショップなどを開催している。

 「SDGsを通して、ファッション業界の環境負荷に関心を持ち、取り組みたいと思った。今後は買い物袋の使用枚数の低減や回収なども視野に入れ、さらなる改善を続けていきたいと考えている」と岩崎社長は話す。

「ライメックス」を採用した新しい買い物袋。デザインは変更していない


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