ソスウは20年春夏から、ウェアのコレクションラインを「メゾン・ミハラヤスヒロ」に統一する。メンズ、レディスともに、デザイン変化を強調したクリエイションに専念する。
19年秋冬までは、個性の主張を抑えたベーシックスタイル「ミハラヤスヒロ」をプレコレクションとして販売し、メゾン・ミハラヤスヒロをメインコレクションとして企画・販売するMDを組み立てていたが、「時代とともに消費者ニーズが変わってきて、うちの服には個性の強さや作り込んだデザインが求められている」として、統一することにした。
企画の型数やプレ、メインの販売時期、展示会の時期は変わらない。20年春夏向けは、6月にパリでメンズのランウェーショーを行い、レディスのプレも一緒に発表した。20年春夏のレディスのメインの展示会は、9月にパリと東京で行う。
20年春夏のメンズは、ストリートスタイルをベースに、裏返すと違った着こなしになるインサイドアウトをユニークな形で見せた。前シーズンに続き、異なる柄のシャツや作りの異なるアウターをドッキング・再構築するテクニックを組み込み、様々なアイテムのパーツが混じり合って一つのスタイルを成す。
レディスのプレは、ジャケットとプリーツスカートをトロンプルイユで表現したニットドレスなど、年内から着用しやすい素材に配慮して企画している。