《繊維トップに聞く》セーレン執行役員スポーツ・ファッション事業部長兼ビスコテックス・ブランド部長 久嶋祐司氏 在庫リスクのない物作りを

2023/09/20 12:00 更新有料会員限定


久嶋祐司セーレン執行役員スポーツ・ファッション事業部長兼ビスコテックス・ブランド部長

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1反に50柄も可能に

 ――足元の状況は。

 スポーツ向けは、これまで柱だったゴルフウェアが競争過多で失速気味ですが、学校関係の競技大会が再開されるようになり、各競技向けのウェアが好調です。ファッションについてはアパレル各社の業績は回復傾向ですが、販売は低調です。

 コロナ禍をきっかけに、アパレルメーカーの物作りや売り方が変化してきたと感じます。以前より初回生産の量を抑えて売り切り型で追加しないところ、または追加生産するところに分かれています。前者は売り逃しで機会ロスを起こしてしまいますし、後者は売れ残りによる在庫ロスがネック。この両方に対し、当社のデジタルプロダクションシステム「ビスコテックス」が役に立てると思います。

 ――どのように貢献を。

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