西武渋谷店、婦人服・紳士服を改装

2015/07/29 13:28 更新


 西武渋谷店は8月21日、A館3、5階の婦人服、B館5階の紳士服を改装オープンする。20年以降に予定する渋谷再開発に向け、アートとデザインを先鋭化させたファッション発信拠点として刷新する。大規模改装は8年ぶりで、投資額は約20億円。

 A館の婦人服は3階が遊園地、5階が宮殿、B館5館紳士服は博物館をテーマにフロアコンセプトを統一する。連絡通路でつなぐ3、5階を共通環境にして両館の買い回りを高める狙い。

 婦人服はフロア中央の自主編集売り場を核に、壁面にショップを配置してグレード、テイストを引き上げる。A館3階婦人服は環境をB館3階「コンポラックス」を手掛けたデザイナー、佐藤オオキが担当した。核となる自主編集売り場「キートゥースタイル」は30代女性を対象に、渋谷発コンテンポラリースタイルを前面に出す。買い取りを中心に海外買い付けを増やし、国内外の36ブランドを揃える。東京の「アンリアレイジ」、ニューヨークの「パブリックスクール」「フード・バイ・エアー」などを導入する。より個性的な商品を編集し、次世代デザイナーの発掘にも力を入れる。

アンリアレイジとカールステン・ニコライが協業したドレス(4万9680円)
アンリアレイジとカールステン・ニコライが協業したドレス(4万9680円)

 A館5階婦人服はエグゼクティブキャリアを対象に、大人の女性がゆったり買い物できる商品、環境、サービスを整える。環境デザインは建築家、永山祐子さんを起用した。対象顧客のライフスタイルに着目し、オンタイムの仕事着、上質なリラクシングウエア、パーティーシーンに対応したドレスなど33ブランドをテーマ編集する。売り場面積は改装前の1・5倍の約400平方㍍に拡大する。ドレスで「マローブ」「ミカコ・ナカムラ」、リラクシングウエアで伊ブランド「ロレーナ・アントニアッツィ」「マリナ・ヨッティング」を新規導入する。

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