日本蚕毛染色、洗えるシルク「セレーサカルメン」の用途開拓 表面感など多彩に

2026/11/02 10:59 更新NEW!


凹凸による表情を持たせた

 染色加工業の日本蚕毛染色(京都市、冨部純子社長)は、洗えるシルク「セレーサカルメン」の用途開拓を進めている。国内展示会でも新規開拓が進むなど手応えを得ている。

 この間、力を入れているのがプリント下地へのウォッシャブル加工だ。わたの段階からウォッシャブル加工を施して機能を付与しているが、織物として使う際にはまとまった数量が必要になることが課題だった。そこでプリント下地に後加工する手法を取り入れた。機能は従来と変わらず、1反から加工できる。

 表面感のあるテキスタイル開発にも力を入れる。経糸にリサイクルナイロン、緯糸にセレーサカルメンを使った織物には塩縮加工を施し、自然な凹凸を持たせた。経糸にリネンを使った織物では、ちりめん加工を施した素材も揃え、来年4月の東京テキスタイルスコープに向けてバリエーションを広げる。

 軽さと膨らみを特徴とする「むーしるく」も改良を進めている。紡績時にシルクと水溶性の糸を組み合わせ、後工程で水溶糸を溶かすことでシルクだけを残す。糸の内部に空気の層が生まれ、軽くふんわりとした風合いになる。今後さらに改良を重ね、テキスタイルとしての完成度を高める。



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