石川・金沢でセレクトショップを運営する桜グループは、オリジナルブランド「6111」(シックスイレブンワン)の期間限定店を、高級リゾートホテル・アマン東京のブティック内にオープンした。ラグジュアリー感と国内伝統工芸を融合した物作りが評価され、ホテルから要請があった。秋からは、ブランド初の卸し先になることも決まっている。
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アマン東京での取り扱いは、昨年から有力施設限定で行ってきた期間限定店の一環。日本を感じながら世界に通じるデザインセンスが、ホテルのセールス担当幹部から評価された。
商品は33階ブティック内で販売。新作ウェア、金沢の伝統技法の純金箔(ぱく)スニーカー、リュック、アクセサリーまでほぼ全ての商品をラインアップし、ラグジュアリーライフスタイルを伝える。価格は2万~100万円を超える高額品まで。期間は21日までで、10月17日から一部商品を卸販売する。
6111は西野浩平オーナー兼デザイナーが素材からこだわったデザイン、ハイクオリティー、ラグジュアリー感に、金沢など国内の職人工芸を取り入れた物作りをしている。金沢の自社セレクトショップ「バニラ」の上顧客と、有力百貨店・商業施設の期間店だけで販売し、卸・ECはしていない。
アマン東京のブティックは、インバウンド(訪日外国人)宿泊者向けに国内の工芸品などを販売している。ファッションデザイナーブランドの期間限定店は初めてという。
