50周年の「ロペ」来春夏 3シーン想定し着こなし提案

2017/12/25 04:28 更新


 ジュンは、主力婦人ブランド「ロペ」が設立50周年を迎える18年春夏物で、ネイビーを生かしたグラデーションでカラーバリエーションを揃える。三つのシーンを想定したテーマを設けて上質な装いを提案する。「ロペ・マドモアゼル」「ロペ・エターナル」も合わせて提案し、百貨店などの店頭で、ブランドミックスによる品揃えを提案する。

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 テーマの一つ「趣のある休日」では「休日にリフレッシュしながら、リラックスをする」シーンを想定。色落ちしにくい反応染めのきれいめデニムパンツや、マリンテイストのゴールドボタンがポイントのジャケットなどを揃える。丈を短めにしたニットカーディガンも。尾州産のツイードスカート(1万6000円)は、明るいイエローを差したチェックで、裏地にブラックレースを付ける。トレンチコートは後ろ身の高い位置から長いタックを入れる。

 「夜を愉しむ」のテーマでは、艶やかな女性をイメージ。福井産地のレース地を使ったウォッシャブルスカート(2万2000円)や、綿・ポリエステル混の布帛見えするカットソートップ(1万3000円)を訴求。流れるようなシルエットで「しっとりとした大人の女性を演出する」フィットアンドフレアのワンピースやスカートなども揃える。

来春夏は「ロペ」を中心とする店頭展開を訴求

 三つ目のテーマ「節目を祝う」は、ロイヤルブルーを基調にしたマザーニーズの商品を打ち出す。凹凸のあるツイードジャケットを生かしたセットアップを提案。ブランド50周年を記念して、90年代前半のロペのアーカイブスカーフの柄を復刻したリバイバルシルクスカーフを4型販売する。

 ロペ・マドモアゼルは「女っぽさとワルさを掛け合わせたパリジェンヌ」から着想を得た。ストライプや刺繍、レースに着目。グリッターやPVC(ポリ塩化ビニル)による光沢感もポイントとする。ブラックデニムシリーズのほか、米ワークカジュアルブランド「ディッキーズ」や、米アニメーションキャラクター「ベティ・ブープ(ベティーちゃん)」との協業商品も販売する。

 ラグジュアリーラインのロペ・エターナルは大人の女性に向けたエイジレス、シーズンレスな商品を訴求する。通年着用できるフランス産リネンによるワンピースや、人工皮革「ウルトラスエード」を生かしたウォッシャブルコートを販売する。主なアイテムの平均価格は、ブラウス2万3000円、スカート2万3000円、ジャケット3万9000円、ワンピース3万5000円、コート5万2000円。




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