バッグ「ラミダス」 加工や素材のテクニックを応用

2019/11/07 10:59 更新


 10月1日にヘッドポーターから社名変更したラミダスは、ニュースタンダードを目指すバッグ「ラミダス」で今秋、八つのシリーズを揃えた。日本国内の工場に限らず、世界の優れた技術を取り入れる物作りへと発想を転換し、都会的でユニークなプロダクトを作り上げた。

 目を引くのは、シームレスなデザインの「タイプ」。ポリウレタン加工したナイロンの生地を高周波ウェルダー加工で溶着して、縫製を最小限に抑えている。防水性が高く全天候に対応する機能を備え、凹凸の少ないモダンなフォルム。1泊旅行に使える大きさのリュック、デイパックのほかトートバッグなど通勤に使えるアイテムも揃う。ウエストポーチ1万1500~リュック3万8000円。

 縫製で組み立てるバッグも、ディテールが強調されないスマートなデザインへと進化させている。3層構造のナイロンのリップストップを生かした「ルベック」、英国の伝統的なチェック柄をデジタルプリントで再現した「チェスター」など、軽量で丈夫な作りとモード感のある外観を両立させる。

 これらの商品は、10月中旬に開設した直営店「ラミダストウキョウ」「ラミダスオオサカ」、10月末に開始した専用ECで販売している。直営店は、美術館の収蔵庫の機能を応用し、移動式のパネル棚にバッグをつり下げ、整然とした機能美が特徴だ。

美術館の収蔵庫のように移動式のパネル棚で見せる
バッグ以外にも生活に役立つ機能製品を揃えている


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