楽天グループの「楽天市場」は、購買データや一般消費者へのアンケートを元にした「『楽天市場』24年夏のトレンド予測」のキーワードの一つに、「酷暑お出かけ新定番」を挙げた。
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近年定番化している暑さ対策関連商品に、さらなる付加価値が加わったアイテムが新定番として注目されると予測した。例えばハンディーファンなら、手持ちタイプに加え、首掛け、ベビーカー取り付けタイプなど「利用シーンに合わせて使い分けられる品に注目が集まる」と指摘する。このほか、ミスト噴射機能のあるドリンクボトル「ドリンクミスト」や「ミストシャワー傘」、帽子の内側に入れる「帽子用クールパッド」などの商品が登場している。ウェアでは、工事現場で一般化した送風ジャケットに、女性用のファッション性の高いアイテムが出てきている。
マイクロタスク型クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」が実施したアンケート調査では、外出時に使用したことのある暑さ対策商品について、「日傘」「日除け帽子」「接触冷感服・機能性インナー」「携帯扇風機（ハンディーファン）」「ネックリング、冷却タオル」などが多く利用されていることが分かった。
楽天市場においても、日傘の流通総額は19年からの4年間で約4.3倍に拡大している。中でも同期間における男性による購入は約23.8倍と大きく伸長した。また、子供向けの暑さ対策でも、日常的に使用するアイテムに冷却機能などを追加できる商品が人気となっている。
一例として、ランドセルパッドの23年の流通総額は前年比で約1.7倍、ベビーカー保冷パッドは約1.2倍、子供用日傘が約1.3倍に伸びており、今夏も一層の伸びが期待される。
24年夏トレンドキーワードはそのほかに、食費の節約につながり、料理を趣味のように楽しめるキッチン家電「節約ホビー飯家電」、日本にいながら本格的な海外グルメを楽しむ「ガチ世界グルメ」が挙がった。
