見本市PV、MUプレビュー展の出展決定

2016/05/19 02:46 更新


 国際素材見本市の仏プルミエール・ヴィジョン(PV)、伊ミラノウニカ(MU)が7月6、7日にそれぞれ開く17~18年秋冬プレビュー展に、日本企業が出展することが決定した。プレビュー展は、ラグジュアリーブランドやデザイナーブランドが比重を高めているプレコレクションや企画の早期化に対応して設けられたもので、出展企業の選定が進められていた。

 PVが初開催する「ブロッサムPV」は、テキスタイル、副資材メーカー約60社で構成し、日本からは小松精練、デビステキスタイル、スタイレム「C.O.T.O」「ゼン・キワミ」、坪由織物、桑村繊維テキスタイル2課、瀧定名古屋、チクマ、タキヒヨーが出展する。このほか、伊から29社、仏17社、英国2社、ポルトガル2社、スペイン1社、オーストリア1社、トルコ2社、韓国1社で構成される。会場はパリ2区パレ・ブロニアール(パレ・ド・ラ・ブルス)。

 MUの「プリマMU」は昨年7月展に続く2回目。出展者は伊の企業に限定していたが、今回から伊以外にも門戸を開いた。出展者はテキスタイル、副資材の121社で、前回を55社上回る。うち伊が107社を占め、伊以外では、日本企業が伊藤忠商事北陸支店、西村レース、宇仁繊維、八木通商、スタイレム、瀧定名古屋の6社と最も多く、次いで仏4社、英国1社、ポルトガル2社、スロべニア1社となった。

 日本企業は、日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構が主催するパビリオンに出展してきたが、プリマMUは個別にブースを設ける。ただ、「一定まとめられて配置されると聞いている」(川島朗JFW推進機構テキスタイル事業事務局長)という。第1回は706社1580人が来場した。会場は前回と同じフィエラ・ミラノ・シティで、レザー見本市「アンテプリマ・バイ・リネアペッレ」と同時開催する。



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