プラグイン16日まで キャッチーな打ち出しに関心

2018/03/15 16:52 更新


 東京・渋谷ヒカリエ9階で開催している合同展示会「プラグイン」(繊研新聞社主催)は、表面感のある素材や明るい色柄、キャッチーなセールスポイントのあるブランドが来場者の注目を集めている。来場するバイヤーも他にはない物を探しており、スタートして間もないブランドへの関心も高い。出展者からは「ECショップのバイヤーが写真映えする商品を探している」などの声も聞かれた。会期は16日まで。

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 アパレルメーカーのセダースレアリーズは、18年春夏スタートの「ルミアルモ」が百貨店やセレクトショップから好反応を得ている。「刺繍入りのワンピースやツイードのコートなど表面感のある商品に興味を示してくれている」(熊谷知帆子デザイナー)という。

「ルミアルモ」

 「フェリマージュ」「モモン」の2ブランドを出展中の婦人靴卸のオギツは、セレクトショップや地方専門店から好評だ。「チェック柄やファーをあしらったものなど分かりやすい商品が支持されている」(小川雅美商品部統括部長)。トレッキングシューズ風のヒールブーツなどが人気だ。

「モモン」

 インブルームは、「旅するドレス」がコンセプトのミセス向けブランド「ドレス・トゥ・ゴー」が百貨店から好評。オリジナルプリント柄のノースリーブワンピースやチュニックは、ドレスと共布のポーチに収納することができ、持ち運びに便利な点が受けている。「母の日のギフトや大型連休前の期間限定店として引き合いが強い」(山西真理デザイナー)という。

 初日の来場者数は、前回展(17年10月)から微増の1193人(うちバイヤーは596人)だった。2日目午後2時時点での来場者数は443人(同228人)。

編み機やリンキング機を用意し、ニットの手編み・お直しの実演を見せるシラタ
天候にも恵まれ、来場者が少しずつ増えている(二日目正午頃)


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