16~17年秋冬ピッティ・ウオモ・下

2016/02/02 06:52 更新


 16~17年秋冬ピッティ・ウオモ展は、クラシックなスタイルを継続するブランドがある一方、ワイドシルエットのパンツやニットアウターといった新しい需要の掘り起こしに積極的なブランドも目立つ。クオリティーの高さとハンドクラフトの技術、リアリティーのセンスの揃ったブランドに注目したい。(小笠原拓郎)


インナー、アクセサリー

 ハイクオリティーで着心地が良い。あるいは、ハンドクラフトの技術が入っている。そんなアクセサリーが注目だ。

マニプリ
マニプリ

 日本から初出展したが、そのスカーフやタイのクオリティーとセンスが光る。手捺染のシルクで端を手巻きにしたスカーフは、シルクスカーフなのにバンダナのような柄。そのバランス感がエレガンスとカジュアルの中間の今シーズンらしい立ち位置にずばりとはまっている。すでにレディスではコレットなどでも販売され始めたが、メンズでも人気となりそうだ。

■ニット


 暖冬の影響を受けやすいのがミドルゲージからローゲージのセーター。その影響もあってか、ニットアウターでアウターカテゴリーにすることで、価格も通りやすく、気候の影響も受けにくい。

ニット・ブレイリー
ニット・ブレイリー

 スペインの会社がペルー製ハンドメードで作るニットブランドだが、そのクオリティーがすばらしい。アルパカやベビーアルパカ、ビキューナといった上質な素材を使って手編みで作る。ネップ糸の色合い、ハンドニットと編み地の遊び、柔らかな風合いなどクオリティーが高い。ベビーアルパカのミドルゲージハンドニットセーターはFOB355ユーロ。

続きは繊研新聞で



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