【パリ=小笠原拓郎】27年春夏デザイナーコレクションは舞台をパリへと移した。パリ・ファッションウィーク初日は若手を中心としたスケジュール。有力な若手デザイナーのコレクションが続いた。
(写真=ジュリ・ケーゲルは大原広和)
パリのオープニングを飾ったのはジュリ・ケーゲルだ。26年のLVMHヤングファッションデザイナープライズのグランプリを獲得するなど、最も勢いづいているデザイナーの一人。そんなケーゲルが見せたのはウエストや股下のバランスが一風変わったパンツやスカートのバリエーション。ヒップハングのパンツやスカートはウエストがスカラップのようにいびつなディテールになっている。ハイウエストのパンツのウエストを折り返してヒップハングにするパターンもある。


一方で、デニムパンツやストレートパンツは股下がサルエル風に短いシルエット。パンティーストッキングでさえも股下の短いシルエットになっている。そんなヒップハングを軸にしたボトムと合わせるのは、ボディースーツとハーネスのようなトップだ。シューズもガーターベルトのようなパーツとつながったユニークなデザイン。どこかフェティッシュなムードを取り入れたスタイルは、新しいアイデアがいっぱい。
ヴォートレイトはワークウェアを背景にしたリアルスタイルを揃えた。パンツの多くはタックをたっぷりととったペグトップのようなシルエット。そこにワークジャケットや、スエードコートを組み合わせる。足元はブーツが充実する。バックにギャザーを寄せたポンチョやシャツなど、スタンダードアイテムのボリュームを変えたデザインもある。アースカラーを軸にボリュームシルエットをリアルなスタイルに収めた。

