大阪メトロが梅田駅に初の直営店「メトロオーパス梅田店」をオープン

2022/04/12 06:25 更新


マスク対応顔認証決済を取り入れる

 大阪メトロは4月11日、御堂筋線梅田駅北改札前に同社初の直営店でポップアップ型店舗「メトロオーパス梅田店」を開いた。コロナ下での新しい駅ナカ店舗のあり方を検証するため、マスク対応顔認証決済を取り入れた。今後、自社駅ナカ以外も含めて出店し、25年に20店規模を計画する。

 同店は案内カウンターの跡地を活用したもので、スイーツなど食品、雑貨などを週替わりで販売する。店舗面積は26平方メートル。オープン時はアップルパイの「パイクイーン」を販売する。食品だけでは差別化が難しいとして、さまざまなアイテムを扱いたいとする。マスク対応顔認証決済はNECの技術を採用、マスクをしたまま非接触で決済できる。待ち時間の削減、利便性向上による来店頻度アップの効果を検証する。

 新たな取り組みとして、店舗の近くに冷蔵自販機を設置した。店舗で販売する商品の一部を店舗営業終了後も買える。自販機にはAI(人工知能)カメラが内蔵され、購入者の年齢、性別などの推定属性と購買情報を取得する。

 今年夏には、御堂筋線なんば駅に2号店を出す。25年には自社駅ナカ10店、自社駅ナカ以外10店を目指す。大阪メトロはOne to Oneマーケティングによるサービス向上を戦略とする。そのため顧客データを集めやすい直営店を増やすことが必要としている。



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