オールドネイビー今春、日本42店に

2015/04/27 05:32 更新


 ギャップジャパンが「オールドネイビー」の日本での出店を拡大している。12年に進出して以来、今年度も4月までに6店を出し、店舗数は42。この間、郊外のSCだけでなく、駅ビルやロードサイド、都心の路面にも出しており、今後も積極的に店を増やす考えだ。

 米ギャップが運営する手ごろな価格で買えるファミリー向けのカジュアル業態。日本ではまず12年に1店を出し、1年をかけて市場特性や適正な立地を見極めた。13年、14年は2ケタ出店と規模拡大に乗り出した。

 レディス、メンズのほか、子供服のバリエーションも豊富で、品揃えの全てが見せられる1200~1400平方㍍規模を基準にしてきた。郊外のSCが主力の立地だが、昨年からは都心の駅ビルや路面店、ロードサイドの出店にも乗り出した。

 客層の異なる立地への出店も増える中、売り上げの軸になる30代前後の女性客をつかむため、デニム、チノに加え、プリント柄を配したストレッチ性の高いスリムパンツなどボトムのバリエーションを強化した。これにより、入荷後、即完売する品番が生まれ、セット買いも増えるなど、昨年度は各店舗で女性客の買い上げ率が高まったという。

 4月には駅ビルで大阪のルクアイーレ、SCでららぽーと富士見のほか、都内初の路面店も吉祥寺に出した。今後もSCを主力としながら、集客の多い駅ビルやブランド認知向上が見込める都心の路面にも出店する。ロードサイドに関しても、昨年出した埼玉の深谷店での実績を検証しつつ、出店拡大の可能性を探る。



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