小田急グループがザイマックスと協定 サテライトオフィス開設

2021/03/11 06:27 更新


 小田急電鉄、小田急SCディベロップメント、小田急不動産はザイマックス(東京、吉本健二社長)と「小田急沿線における商業施設を中心としたワークプレイス拡大に関する基本協定」を結んだ。連携による第1号拠点として、ザイマックスの法人会員向けサテライトオフィス「ZXY」(ジザイ)を3月15日に東京・代々木上原駅構内に開設する。その後、郊外の商業施設などにも開設し、24年3月末までに30拠点の整備を目指す。働き方改革やコロナ下で拡大するテレワークのニーズに対応する。

 代々木上原は駅改札外付近に1人用の個室を1部屋設ける。続いて、6月中旬に湘南台駅直結の商業施設、小田急マルシェ湘南台(神奈川県藤沢市)内に1人用個室を13部屋、本厚木駅直結の小田急厚木ホテルビル(神奈川県厚木市)の商業エリアに1人用個室21部屋と2人用個室1部屋を設置する予定。厚木ホテルビルは駅直結のSC、本厚木ミロードと一体運営しており、ZXYの導入で地域住民の利便性を高め、SCへの波及効果も狙う。

 協定に基づき、小田急グループはZXYの出店場所を提供するほか、新たなサービスを行う。法人会員向けで、平日だけ運営しているZXYとは異なる「個人のニーズにも対応する」ため、ZXYの休業日である土曜・日曜日と祝日に小田急不動産による個人向けのサービスを6月の予定で開始する。

 ザイマックスは既にZXYを小田急線沿線に17拠点、うち小田急グループ内の施設に7拠点を運営している。



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