東急不動産 新「東急プラザ渋谷」を19年秋開業へ

2018/03/07 17:26 更新


 東急不動産は東京・渋谷に新商業施設「東急プラザ渋谷」を19年秋の予定で開業する。同社が参画する大型複合開発「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」の商業施設ゾーンで、65年に開業し、15年3月に閉館した旧・東急プラザを新施設に建て替える。

 新施設は地下4階~地上18階(延べ床面積5万8970平方メートル)のオフィス、観光支援施設などとの複合ビルで、東急プラザは地上2~8階と17~18階に開業する。「都会派の感度が成熟した大人」を中心顧客対象に据え、「美」「健康」「食」や「ライフプランのサポート」などを提案する店舗を導入する。「従来のモノやコトを一方的に提供するのではなく、ソリューションや体験を提供する新しい商業施設を目指す」という。

 東急グループは20年の東京五輪・パラリンピック開催も視野に入れ、渋谷で複数の大型開発を進めている。東急電鉄はJR東日本、東京地下鉄と共同で渋谷駅の大型複合施設「渋谷スクランブルスクエア」の第1期を19年度に開業する予定だ。他企業ではパルコが現在建て替え工事中の渋谷パルコを新施設として、19年秋に開業する。19年から20年にかけて渋谷の商業エリアが大きく変化する。



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