【パリ=松井孝予通信員】仏WSNデベロップメントは、レディスのプレコレクション合同展「コードネーム・ジューン」を立ち上げる。パリ・コンコルド広場の2000平方メートルの特設テントを会場に、6月23~25日に開催する。初回の出展者数は150社を見込んでいる。
WSNは1月と9月にフーズネクスト/プルミエール・クラス、そして春と秋のパリ・ファッションウィークに合わせ、第2セッションとしてプルミエール・クラスとパリ・シュール・モードを開催している。既存展に出展する、グローバル展開を目指すブランドやクリエイターたちからの要望で、6月のメンズファッションウィークに世界から来仏するバイヤーを狙い、新合同展を創設するに至った。
フーズネクストに連続出展している日本人クリエイターの一人は、「9月展は時期が遅すぎるし、来場バイヤーもフランス国内からがほとんど。6月はバイヤーの顔ぶれが国際的な上に、日本人バイヤーも多い」と話し、この新合同展への移動を検討している。
WSNは、フーズネクストの国際化を理由に12年から9月展を6月展に前倒ししたが、来場者数が予想より伸びず、15年に会期を9月に戻した経緯がある。