「ムカサ」「バランス」を手掛けるデザイナー武笠綾子 6月から予約制のサロン

2024/06/04 11:00 更新


「個性ある天然石との出合い、一緒に成長するジュエリーの楽しさを提案していきたい」と武笠さん

 レディスウェア「ムカサ」とジュエリー「±BALANCE」(バランス)を手掛けるデザイナーの武笠綾子は、東京・等々力のデザインアトリエで、予約制のサロン「ハウス917」を限定した日程で開く。

 洋服のデザイナーとしてキャリアを重ねる武笠は、22年から自分の名前を冠した服のブランドとともに、相反する要素のバランスに着目したジュエリーの創作に取り組み、卸売りをメインに活動してきた。バランスは、イヤカフなどのシルバー製品に加え、決まったデザインで色や大きさの異なる天然石を加工したブレスレットやネックレスを扱う。昨年、一部の取引先でリングの石を選ぶセミオーダーイベントを行った際、顧客とのコミュニケーションに感化され、一人ひとりと向き合うサロンを開くきっかけとなった。

 ハウス917では、ムカサの一点物の商品やアーカイブの販売も行うが、バランスで扱っているジュエリーのパーソナルオーダーがメイン。オラクルカードを使いながら、「様々な個性を持つ天然石との出合いを楽しんで選んでもらう場にしていきたい」と武笠は話す。三つの天然石を組み合わせるブレスレットは「後から石を取り換えることも可能。自分の気持ちに応じて石を変えながら、ともに成長できるジュエリーを提案していけたら」という。

クリエイションの美意識を共有する機会も

 住宅街の一角にあるアトリエは見晴らしが良く、ガラス張りのベランダを内設する解放感のある空間だ。オープン月の6月は合計4日間を予定し、SNSで予約を受け付ける。

ガラス張りのベランダを内設し、光が心地よく差し込むアトリエ


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