アンジェラ・ミッソーニ クリエイティブディレクターを辞任

2021/05/25 06:27 更新


アンジェラ・ミッソーニ©Simone Lezzi

 【ミラノ=高橋恵通信員】「ミッソーニ」の創業者ファミリーの2代目で、24年間同ブランドのクリエイティブディレクターを務めたアンジェラ・ミッソーニが、同職を辞任した。今後は社長に就任し、ビジネスに専念する。新クリエイティブディレクターには、12年にわたりアンジェラの右腕を務めたアルベルト・カリーリが就任し、5月31日にバイヤー向けに発表する22年春夏プレコレクションでデビューする。初のショーは9月のミラノ・ファッションウィークとなる。

 昨年5月に着任したリヴィオ・プローリCEO(最高経営責任者)による、21~25年の戦略計画には、ラグジュアリー強化、洋品を含む商品構成の拡充、ECなどのデジタルとサステイナビリティー(持続可能性)の取り組み強化、海外進出が掲げられている。

 同ファミリー3代目のオッタヴィオ・ミッソーニはサステイナビリティー、ジャコモ・ミッソーニは米国市場を担当する。未進出だった中国市場には、今年1月に支社を開設。10月には上海に初の旗艦店をオープンする計画だ。



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