ミズノが健康家具事業を開始 5年後に3億円を計画

2018/05/11 04:27 更新


 ミズノが健康家具事業を始める。6月からリビングなどにインテリアとしても置ける健康グッズシリーズ「ミズノヘルシーインテリア」(MHI)を販売する。デビューシーズンでは、家具製造のカリモク家具と協業し、リビングで気軽にスクワット運動ができるスツールなどを出す。5年後には同シリーズで、売上高3億円を計画する。

【関連記事】ミズノのグローバルPJT「カゾク」 世界の専門店と協業

 カリモク家具との協業品は「スクワットアーブル」。ミズノが持つシリンダー機能をスツールの1本脚に採用し、正しい姿勢を保ちながら軽い負荷でスクワット運動をできるようにした。カリモクはデザインと製造を担当。布地や木部のタッチ感・高級感などを意識して作った。6月15日から100台限定で販売する。9万円。

 同社はこれまでも、腹筋を鍛えられる座イスや骨盤ベルトなど健康グッズを扱っていた。暮らしの中で体を鍛える人がさらに増えると予測。通常はインテリアにもなるグッズ開発を決めた。今後は、MHIでホームセンターや家具店など新規販路を開拓し、既存品含め健康グッズ関連品の売上高を、今期(19年3月期)は5億円、23年3月期には10億円(うち3億円がMHI)に引き上げる。

 6月はカリモクとの協業品以外にも、おしゃれな座イスなど2品番を発売。来期以降も毎年2、3点のペースで新商品を投入する。

会見で協業品を紹介する村田一雄ミズノグローバルイクイップメントプロダクト部部長(左)と太田哲郎カリモク家具マーケティングセンター課長
カリモク家具と協業したスクワットアーブル



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事