経済産業省所管の官民投資ファンド、クールジャパン機構（海外需要開拓支援機構）は、ベトナム発のアパレルブランド「クールメイト」を製造・販売するクールメイト（シンガポール）に1000万ドルを出資する。
同社がベトナムで日本のアニメ、漫画キャラクターなどのIP（知的財産）を扱う現地ディストリビューターと日本のキャラクターの公式商品を開発し、製造・販売する事業を支援する。
同社は19年に設立。メンズ、レディスのインナーウェア、カジュアルウェア、アクティブウェア、服飾雑貨をECを中心にベトナムのほか、米国でも販売している。キャラクターとの公式協業商品のベトナムでの販売実績が評価され、日本キャラクターの公式商品を製造・販売することになった。クールジャパン機構では今回の出資によって、日本のIPの海外需要開拓とファン層拡大とともに、「正規ライセンス商品が多くの消費者に認知され、手元に届くようになることで、キャラクター商品の海外展開で問題となっている模倣品の抑止に貢献したい」としている。
