松屋の銀座本店は23年度上期(23年3~8月)の総額売上高が過去最高となった。コロナ禍前の19年度比で国内客売り上げが21%増、免税売り上げが39%増となり、ラグジュアリーブランドなど高額品や化粧品が回復した。インバウンド(訪日外国人)需要は下期も大きく上振れする余地があり、通期でも大幅な増収を見込む。
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コロナ禍前上回る
――銀座本店の下期の状況は。
暖冬の影響で重衣料が若干苦戦したことで、国内客売り上げは下期が上期の伸びまでに及ばないが、通年でコロナ禍前を上回るまで回復しています。
インバウンドは想定よりも上振れしており、売り上げに占める比率が多い月で40%、平均して30%を超える水準に達しています。コロナ禍前は25%です。全体の売り上げが増えている中で比率が上昇し、より重要度が増しています。
――銀座の来街者が多様化している。
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