丸井グループは2日、全ての人が使いやすい試着室「みんなのフィッティングルーム」のイベントを有楽町マルイ7階、「みんなのオーダーバイビサルノ」で実施した。
みんなのフィッティングルームは、文字通り「みんな」が使いやすいように設計した試着室で、車椅子の人でも入りやすいように通常の試着室の約3倍の大きさにした。
また、電子式の筆談ボードを備えており、聴覚障害の方でも使いやすくした。手すりの高さや鏡の配置、ソファの大きさなど全てでどんな人でも使いやすいように工夫している。明るく緑の多い内装の「太陽」と落ち着いたシックな内装の「月」と二つの試着室を作った。
イベントに参加した車椅子バスケットボールの篠田匡世選手は「これまで車椅子の人は遠慮して試着をあきらめているる人が多かったと思う。細かな点まで配慮されていて非常に使いやすく、また試着したいと思った」と語った。
同社は「どのフロアの商品を試着してもいいし、お子さんと一緒に入ってもいいし、どんな人でも利用してほしい。これが試着室の当たり前になって〝みんなの〟という名前がいつかなくなればいいと思う」としている。