パリのジュエリーブランド「マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック」は、東京・青山の旗艦店「MHTトウキョウ」のオープン20周年を祝うレセプションを開いた。来年には、ブランド設立から30年を迎える。来日したデザイナーのマリー・エレーヌに、アニバーサリーを迎えての思いを尋ねた。
(中村維)
マーク・ニューソンが手掛けたショップの内装は、今も全く古びることなくフレッシュですね。
ジュエリーは、一昔前は男性からギフトされるものでしたが、ちょうどショップができたころから女性が自分で買う時代になってきました。自分が頑張ったご褒美や、新しいスタートの記念にジュエリーを買って下さったお客様が、やがてエンゲージリングやマリッジリングを購入され、その後赤ちゃんを抱っこして来店してくれたり。赤ちゃんだった女の子が今12歳になっている方もいます。毎年11月に来日していますが、そうしたお客様たちとショップが一緒に成長してきたかのようです。
20年は短い年月ではありませんが、このブランドのテイスト、世界を好きな方たちとショップのスタッフたちと共に過ごせました。
とても凝縮した時間だったと感じています。
