ルミネ新宿、ファッションさらに強化

2015/09/11 06:09 更新


 ルミネ新宿は8月中旬から10月中旬にかけて26店を刷新、新店17店を導入する。レディスファッションを強化し、服飾・生活雑貨を拡充、中心客層である20~30代女性に向けたライフスタイル提案を強める。

 主力フロアであるルミネ2の2階はレディスで、「アンティグラヴィテ」(8月27日オープン)や今秋からリブランディングした「ラグナムーン」(9月3日)、「アウトロソル」(4日)などを導入。モードテイストのブランドの導入で「旬の流れに対応し、フロア内でのテイストの幅を広げる」(敦賀一裕常務新宿店長)。4日にはジュンがナイキと協業して開発したレディススポーツファッション「ナージー」を導入。18日にはバッグ・革小物主力ブランド「マイケル・コース」を入れ、「プロパーでしっかり売れる高品質・高単価ゾーン」を強化する。

 売り上げが停滞傾向にあるルミネ1も活性化する。4階にデニムスタイルを軸に「カジュアルモード」テイストに刷新したレディス「ブラック・バイ・マウジー」(8月28日)など、3階に「ルシェルブルー」(9月9日)を導入、「エッジが効いたブランドを入れて、フロアを刺激する」。レストラン街の6階でも物販を強化し、既存の生活雑貨「スイミー」を8月18日に改装、「ブリック・アンド・モルタル」(9月17日)、「スミス」(28日)を導入。下層階との回遊性を高める。

 ルミネ新宿の15年3月期売上高は482億8900万円(前期比0・9%増)。今期はレディスファッションやルミネ1のレディス・メンズのセレクトショップなどがやや苦戦しているが、「スナイデル」「フレイアイディー」などのファッションやコスメ、雑貨、靴店などが好調で8月までの累計で前年同期比1・8%増となった。

 秋には改装に加え、店頭でのコーディネート提案を軸に「既存店のブラッシュアップ」にも力を入れる。また、館内に2カ所ある免税手続き代行一括カウンターでのサービスなどでインバウンド(訪日外国人)売り上げをさらに伸ばす。

 来春は3月にJR東日本が新宿駅新南口に開発する新宿ミライナタワーにルミネ新館が開業するのを踏まえ、改装を行う。

秋からリブランディングしたレディスも入れ、活性化する(「ラグナムーン」)
秋からリブランディングしたレディスも入れ、活性化する(ラグナムーン)


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事