レクサスの“若き匠”支援 ビームスジャパンで展示も

2018/01/24 10:58 更新


 トヨタ自動車は高級車「レクサス」を通じて16年から、地域の伝統を生かした物作りに取り組む若いアーティストや職人などへの支援として、「レクサス・ニュー・タクミ・プロジェクト」を行っている。17年度は、各都道府県から計51人の作り手を選出。プロジェクトの集大成として、製品を一堂に集めた商談会を開き、バイヤーやプレス関係者ら200人が来場した。併せて、ビームスジャパンとの協業も発表した。

 同プロジェクトは、各都道府県の地方新聞社やレクサスの販売会社と連動し、各地の若い作り手を発掘・発信するという〝地方創生〟的側面を持っている。それを、日本発の匠の物作りを掲げるレクサスのブランディングにつなげている。

 プロジェクトのスーパーバイザーを「くまモン」生みの親の小山薫堂さんが務め、建築家の隈研吾さん、ファッションジャーナリストの生駒芳子さんらもサポートメンバーとして、選出者へのアドバイスなどを行った。

 17年度の選出者の中では、小山薫堂さんが和歌山県の伝統工芸士、東福太郎さんによる桐のビアマグを注目作品として選出した。「今の時代のラグジュアリーなプロダクトとは、自分が体験して気持ちが良いと感じ、愛着を抱くもの」と小山さん。

 ビームスジャパンでは2月6日まで、16年度の同プロジェクト選出ブランドを展示している。作り手を招いたトークイベントも開く。

来場バイヤーに商品を説明する、岩手県の南部鉄器職人、鈴木成朗さん(右)


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