クリエーターが着物を新解釈するイベント 今日から

2017/12/01 11:00 更新


 日本の伝統文化きものに着目し、世界で活躍するクリエイターが新しい解釈で表現するエキシビション「キモノ・ロボット」が1日から、表参道ヒルズのスペースオーで開催される。10日まで。主催はリゾート企業のメルコ。14年から同社が取り組むプロジェクトの一環。

 見どころは、江戸時代の重要文化財「束熨斗(たばねのし)文様振袖」を復元した作品=写真。京友禅の老舗「千總」が創業460周年記念事業として、現代の職人の技を結集して2年かけたもの。ほかに、国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)や経済産業大臣認定伝統工芸士らの協力で、日本を代表する職人が制作したきものコレクションが揃う。

 それらをクリエイターによる演出で見せる。アイスランドのアーティスト、ビョークは、メイン展示物のきものを着て最新ミュージックビデオを作成し、現代写真家ピーター・リンドバーグは、きものとファッションをテーマに撮影した。ファッションスチールなどで有名な写真家土井浩一郎によるドラマチックな写真も展示される。





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