ケリングとカンヌによるアワード、I・ユペールが受賞

2017/05/30 04:18 更新


イザベル・ユペールとフランソワ・アンリ・ピノー会長兼CEO(最高経営責任者)Venturelli / Getty Images for Kering

 第70回カンヌ国際映画祭で、仏ケリンググループと同映画祭による「ウーマン・イン・モーション」アワードが発表された。演技派として国際的に知られる仏人女優イザベル・ユペールが受賞した。

 ウーマン・イン・モーションは15年、ケリングがカンヌ国際映画祭とパートナーシップを組み、女性たちによる映画産業への貢献に光を当てるとともに、その地位の向上を目的に立ち上げたオフィシャルプログラム。

 同映画祭会期中に開かれる、映画産業における女性に関する諸問題について意見を交わすオープン形式のインタビュー「トーク」と賞で構成される。

 ジェシカ・チャステイン、サルマ・ハイエック・ピノー、カトリーヌ・ドヌーブ、河瀬直美ら約200人の女優や監督を招き、このプログラムのプレジデンシャルディナーで授賞式が行われた。

 また、この席でイザベル・ユペールが選ぶ「ヤング・タレント」アワードが発表され、監督兼スクリプトライターのマイサルーン・ハムードが受賞し、ケリングから映画プロジェクト実現のための制作資金も授与された。(パリ=松井孝予通信員)




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