京都服飾文化研究財団が共催で「ドレス・コード?」展

2021/06/09 06:26 更新


ボンの国立美術館ブンデスクンストハレから招かれて実現した

 京都服飾文化研究財団(KCI)と京都国立近代美術館、熊本市現代美術館、東京オペラシティアートギャラリーが共催した展覧会「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」のドイツ展が始まった。ドイツ・ボンのブンデスクンストハレ(ドイツ連邦共和国美術展示館)から招かれて実現したもので、会期は9月12日まで。

 同展は、20世紀初頭の紳士服からストリートカルチャーを吸収した現代服まで、KCIのコレクションの衣服に、アート、写真、映像も加えた展示をし、12のキーワードを通じて装いの実践や着ることの意味などを問いかける展覧会。4回目となるドイツ展では、欧州の美術館やコレクターのアート作品を新たに加えて展示している。

 関連企画としてブンデスクンストハレが企画した体験型イベント「ファッション・ラボ」では、注目のファッションブランドの作品をバーチャル試着できる企画「スマート・ミラー」を実施している。日本からは「アキコアオキ」「アンリアレイジ」「アシードンクラウド」「ビューティフルピープル」「CFCL」「フミト・ガンリュウ」「マラミュート」「テリアカ」「リトゥンアフターワーズ」「ユイマナカザト」が参加している。

 同展はドイツ国内の新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)により開始が遅れていた。



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