糸の受注は苦戦続く
――上期の進捗(しんちょく)は。
上期(1~6月)は苦戦している。当社は「今治タオル」の産地向けに販売する糸が主力ですが、今治産地の市況が低調ですので受注状況は良くありません。今期も厳しい結果になるでしょう。
この間、開発に力を入れてきた新商品をようやく販売開始できましたので、この新商品で国内自社工場の操業度を高めて来期には黒字化を狙いたい。
――出雲工場の合理化は。
出雲工場(島根県出雲市)生産ラインの統廃合は予定通り進めようと考えていますが、想定以上に注文が減っていますから現時点では何とも言えない。中国の景気が良くありませんので、これまで中国に流れていたパキスタンやインドネシアの糸が行き場を失ってどんどん日本に流れてきているからです。合理化については新商品の売れ行き次第ですね。
耐久性高い抗菌・消臭
――新商品をようやく発売。
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