JTB、日通、三越伊勢丹が新会社

2016/10/18 06:02 更新


 JTB、日本通運、三越伊勢丹ホールディングスの3社は18日、共同出資会社「ファン・ジャパン・コミュニケーションズ」を設立する。各社の経営資源やサービスを連携し、アジア向けデジタルマーケティング事業を軸に展開する。また日本航空と業務提携する。

 インバウンド、アウトバウンドの両面から、海外消費者との接点拡大や関係性構築を目指す。日本企業や地方自治体のインバウンドビジネスや海外事業展開、越境ECを支援するのが狙い。海外向けウェブメディア「ファン!ジャパン」をプラットフォームに、トラベル、リテール、物流、エアラインの異業種アライアンスを構築することで「現地消費者との関係性をより堅固なものにしたい」(高橋広行JTB社長)という。三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長は「東京五輪に向けて訪日重要が高まるなかで、海外のお客に対するマーケティングを深めたい。プラットフォームを通じて日本の魅力ある商品の販売を検討している」と話した。

 新会社の資本金は10億円、持ち株比率はJTB50%、日本通運40%、三越伊勢丹ホールディングス10%。



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