JR東日本都市開発 秋葉原~御徒町駅間高架下に新施設

2019/12/12 06:27 更新


 JR東日本都市開発は、秋葉原~御徒町駅間の高架下に新たな施設「シークベース・アキオカ・マニュファクチュア」の第1期を12日開業する。日本の技術やこだわりなどマニアックな探求心に着目し、「日本好きの訪日外国人や、大人が集まる基地」にする。

 敷地面積4000平方メートルの区間に、4棟の商業施設と1棟の宿泊施設で構成する。第1期では物販エリアとなる商業施設2棟と宿泊施設を開業する。

 物販エリアの名称は「ザ・ツールズ」。日本の技術を再発信するため、電気街を意識した個性的な専門店を揃える。建物の内装は倉庫や工場をモチーフにした。カメラショップ「三宝カメラ」による、オールドレンズやフィルムカメラを中心に揃えた新業態「セカンドベース」や、オーディオケーブルのオーダーメイドや修理、スピーカーやアンプを販売する「オーディオみじんこ」、日本のイヤホン・ヘッドホンブランド「ファイナル」初の直営ショップ「ファイナルストア」、特撮やアニメ、アーティストなど様々なジャンルのソフビが揃う「まんだらけコクウ」などの専門店が集積する。

物販エリアの内装は倉庫や工場をイメージした

 宿泊施設は地上2階建てで面積923平方メートル、総客室数29室の「アンダーレールウェイホテル・アキハバラ」。事業主体はアジアゲートホールディングスで、イキダネが運営する。2人部屋から7人部屋まで揃え、ファミリー層にも対応する。

 20年春には飲食エリアと別棟の和太鼓教室「タイコラボ」などを含めた第2期の開業する。「アキオカエリア(秋葉原・御徒町駅間)は高架下再開発の第一歩。ここから、さらに歩きたくなる高架下を目指していきたい」(出口秀已JR東日本都市開発社長)という。

都会にあるロハスをコンセプトにしたという「アンダーレールウェイホテル」


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