横浜駅西口のジョイナス4~11月 全館売上高、前年超え

2019/12/13 06:26 更新


 相鉄ビルマネジメントが横浜駅西口で運営するSC、ジョイナス(地下2階~地上4階)の20年3月期売上高は天候不順と改装による店舗数減少の影響で衣料が厳しいものの、雑貨や食などが順調で、11月までで前年実績を上回っている。4~10月の全館売上高は前年同期比1.9%増、11月は2.5%増となった。

 4~10月の宝くじを除く全館売上高は2.5%増。衣料品は5%減だったが、雑貨が5%増となり、食物販と飲食も順調だった。雑貨は「フランフラン」「ビームス・プラネッツ」「スリーコインズ」「アインズ&トルペ」などが売り上げを伸ばした。衣料品はメンズ「ファブリック・トウキョウ」、レディス「ココディール」「ローリーズファーム」「ルクールブラン」などが健闘した。

 秋の改装も「一定の成果」があった。隣接する核店舗の高島屋の地下1階食品ゾーンの段階的な増設に伴い、同フロア内で移転したレディス「アーバンリサーチドアーズ」「マーコート」「ロイスクレヨン」などが好調だ。

 今期は客の滞在時間を延ばし、時間消費機能を高める「拠点化」を最重点に掲げ、テナントと連携した販促のほか、ワークショップなどのコト消費に対応したイベントを強化、客数増につなげている。SNSで発信するリアルイベントも本格化しており、11月は占い体験企画を実施し、好評だった。今後もイベントを積極化する。

 地下1階の高島屋の食品ゾーン増設部はスイーツ店が11月末に出店、21年3月にグランドオープンする。また、地上1階の「アメリカンイーグル・アウトフィッターズ」が国内からの撤退に伴い、今月18日が最終営業日となる。その後区画に「横浜のフラッグシップショップになるような店舗を来期中に導入する」方針だ。

今期はコト消費に対応したイベントを強化し、好評(11月の占い企画)


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事