受賞した後藤さん（中央）と審査員のディレクターやキュレーター
東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構（JFW推進機構）が主催し、世界で活躍するファッションデザイナーの輩出を促進する「ファッション・プライズ・オブ・トーキョー2024」の第6回は、メンズウェア「エムエーエスユー」の後藤愼平さんが受賞した。
JFW推進機構は8月25日、「楽天ファッション・ウィーク24年春夏」の前夜祭を、東京・表参道交差点のアウトドアスペース「オモテサンドウクロッシングパーク」で開催し、その冒頭で発表した。
後藤さんは、18年秋冬の同ブランドのリブランディングを機にデザイナーに就任。少年期から魅了されてきたビンテージウェアの思想や歴史的なカルチャーにアイデアを得て、ユニークで遊び心のあるコレクションを制作している。
受賞のあいさつでは「うれしさもありながら、第一線で活躍している先輩方に恥じないよう、さらにそれを超えていかなければと緊張が入り混じった気持ち。僕は王道も、アウトサイダー的なこともやってきた。その姿勢を変えるつもりはないし、新しいブランドになりたい。新しい存在になる必要があると感じている」などと話した。
受賞に伴う支援により、24年1月と6月にパリでショーイベントを行う。また、24年3月の楽天ファッション・ウィーク東京でもイベントを予定する。
