GU×セーラームーンコラボ販売 銀座に600人が行列

2017/03/24 13:34 更新


ジーユー銀座店店頭の様子

 ジーユーは24日、10周年特別企画として「美少女戦士セーラームーン」協業商品を全店で販売した。大型店の銀座店では限定品目当てに朝7時から行列待ちができ、開店時には600人以上が並んだ。

 開店30分で店頭にあるワンピース、スカンツは完売。セーラームーンのPOP演出をスマホで写真撮影する人も後を絶たず、店頭はごったがえした。

 協業商品は、ブランド10周年で10の人気コンテンツと協業する。セーラームーンはレディス向けの第1弾で、2年かかって実現した。キャラクターモチーフのTシャツ、スカンツ、ジーンズ、ブラウス、ワンピースに、バッグやアクセサリーなど豊富にラインナップ。

 ワンピースやスカンツなど布帛物はECと大型店限定だったため、朝2時から直営ECで販売したところ、3時間で売り切れ。該当商品を求める客が、大型店の大行列になった。

 客の多くは30代以上女性。セーラームーンのコンテンツ力は今も根強い中で、同社も約200人ほどの行列を予想していたが、想定の2倍を超えた。銀座店に手当てしたワンピース(2490円=本体)やスカンツは販売30分で完売。ECや他大型店含めても昼12時前に約6割がなくなってしまった。

 この反響はSNS発信をしてきたのも一因。セーラームーンも25周年でコンテンツ公式サイトの告知から、ツイッターでの配信。ジーユーでもツイッター、LINEで段階的に販売商品を公開して、ファンの心をくすぐってきた。

 また、通常のセーラームーン協業商品よりも値頃であること、バッグやアクセサリーといった雑貨展開がアニメキャラクター世界に近づけたのも反響につながった。POPもTVアニメ版のキャラクターを活用し、より幅広い層にアプローチできたとする。

 課題は数量と今後の販売。例えばワンピースは2000枚生産。大型店限定と通常販売商品とは生産数は10倍ほど違うが、「想定を超える反響。追加態勢を取れるかどうか確認中」(福田南MD部ウィメンズチームリーダー)という。

路上にできた行列


銀座店での「セーラームーン」協業商品販売。開店11時から店はごったがえした



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